新製品開発に向けた取り組みとして、当社では自社の加工技術の幅を広げながら、新しいものづくりへの挑戦を続けています。
前回に引き続き、1950〜60年代に北欧で生まれた「ストリングアートランプ」の製作に取り組み、試作第3弾が完成しました。

前回の試作では、全体としては綺麗に仕上がっていたものの、最後の一部分だけテグスが規則的に巻けないという課題が残っていました。
そこで巻き方を改めて見直し、試行錯誤を重ねた結果、今回は360度どこから見ても綺麗に仕上げることができました。

実はこの部分が一番気になっていたポイントだったので、思い描いていた形に近づけることが出来て少しホッとしています。

また、照明機器との接続方法も見直し、ソケットの取り付けや電球交換ができる構造へ改良しました。

材料には前回と同じコート紙貼りMDFに加え、新たにカラーMDFも使用しています。
黄色や青色のカラーMDFで試作してみたのですが、実際に組み上げてみると自分のイメージとは少し違う印象になりました。

そこで黄色のカラーMDFをベースにウォールナット色の塗装を施したところ、落ち着いた雰囲気になり、照明との相性もぐっと良くなりました。

塗り方によっては木目のような表情を出すこともでき、素材の見せ方ひとつで印象が大きく変わることを改めて感じています。
光源には発熱の少ないLED電球を採用しています。

個人的には縦長形状の「NOSTALGIA LED Bulb BIG TUBE」との組み合わせがお気に入りです。光が上下に伸びることで、ストリングアートならではの幾何学模様がより立体的に浮かび上がり、とても美しく見えます。

余談ですが、このストリングアートランプを最初に見せていただき、さまざまなアドバイスを頂いたお店の方のご厚意で、今回の試作品を店内に展示させていただきました。
そのお店は照明だけでなく、洋服や雑貨なども取り扱われており、店主のこだわりが随所に感じられるとてもお洒落で魅力的な空間です。
そんな素敵なお店に自分たちの作品を置かせていただけたことは、とても嬉しく、ものづくりへの励みにもなりました。もちろんまだ非売品ですが、魅力的な空間の中で展示されている姿を見ると、少しだけ商品としての未来も想像してしまいます。

今回の試作で、まずは基本となる形状がほぼ完成しました。
ただ、ここはまだ通過点です。

ストリングアートならではの光と影の表現、独自の立体的な造形など、まだまだ挑戦してみたいアイデアがたくさんあります。

今後は、この構造を活かしたオリジナルデザインにも挑戦する予定です。

このランプがどのように進化していくのか、今後も試作の様子をご紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていただければ幸いです。

富士電装工業では、新しい製品づくりや試作案件にも柔軟に対応しています。

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