新製品開発に向けた取り組みとして、当社ではこれまでの加工技術の幅を広げるチャレンジを進めています。

今回のテーマは、1950年代から1960年代に北欧で生まれた「ストリングアートランプ」です。初めて現物を見た際、その繊細で美しいデザインに強く惹かれ、「この形を自分たちの手で再現できないか」と考えたことがスタートでした。

まずは目視で構造を読み取り、図面を作成しながら形状を検討。しかし、従来の設備では対応が難しい加工が必要となったため、新たにレーザー加工機を活用した試作に挑戦しました。今回は「メーカーズ・ラボとよはし」様にご協力いただき、材料のカット加工を行っています。

材料は合板とコート紙貼りMDFの2種類で試作を実施しました。加工後の仕上がりを比較したところ、コート紙貼りMDFは非常にきれいに仕上がり、合板については加工後の仕上げ工程が重要になることが分かりました。初めてのレーザー加工でしたが、加工精度や仕上がりに関する新たな知見を得ることができています。

一方で、組立の段階では現状の形状では組みにくい点も見えてきました。今回の試作では最終目標の形には至りませんでしたが、課題が明確になったことで、次の改良につながる手応えも感じています。

今後は形状や構造の見直しを行いながら改良を重ね、その進捗についても次回以降のトピックスでご紹介していく予定です。

富士電装工業では、木工加工に加え、レーザー加工を取り入れた試作にも対応しています。「こんな形はできるだろうか」「図面がなくても形にできるだろうか」といったご相談も歓迎しております。試作段階から一緒に形にしていきたいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。